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太田肇 Critical Essays ”個の視点”

同志社大学政策学部教授 (個人尊重の組織論、モチベーション論)  日常生活のなかで疑問に感じたとき即座に書いたものがほとんどです。不完全な内容や思い違いがあるかもしれませんが、お許しください。

「分化」なくして「統合」なし

 私は。起業家、コンサルタント、コーチ、編集者、ライターなど フリーランスの人と語ったり、一緒に仕事をしたりするのが好きだ。彼らはおしなべて発想力が豊かで、行動力もある。そして何よりもモチベーションが高い。逆にいえば、企業にしても役所にしても大きな組織に勤める人にはそのような魅力に欠ける人が多いということだ。しかも近年、その差が広がっているように感じる。

 それはおそらく、組織の構造そのものに問題があるからではないか。かつては人々の力を効率的に結集しそしきり

 

 
 



組織論には「分化」と「統合」という概念がある。もう半世紀近く前にローレンスとローシュが用いた概念である。多様な環境に直面している企業は、その環境の違いに応じて部門は特徴を出さなければならない。それが「分化」である。そして、「分化」が進むほど、企業としての一体性を保つため「統合」に力を入れなければならない。それは部門レベルだけでなく、個人レベルでもいえることである。

 私は近著『組織を強くする人材活用戦略』(日経文庫)の第1章でこのテーマを取りあげ、わが国では「分化」が不足していて、それが組織力を低下させていると述べた。
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テーマ:雑記 - ジャンル:ブログ

  1. 2013/10/01(火) 21:01:01|
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プロフィール

太田 肇

Author:太田 肇
<ホームページ>
http://www.eonet.ne.jp/~ohtahajime/

<職業>
「組織学者」としておきます。

<主な研究分野>
組織論
とりわけ、「個人を生かす組織・社会」について

<肩書き>
同志社大学 政策学部・大学院総合政策科学研究科教授
経済学博士

<著書>
『「承認欲求」の呪縛』(新潮新書) 
『「ネコ型」人間の時代』(平凡社新書)
『ムダな仕事が多い職場』(ちくま新書)
『なぜ、日本企業は勝てなくなったのか』(新潮選書)
『最強のモチベーション術 人は何を考え、どう動くのか?』(日本実業出版社)
『個人を幸福にしない日本の組織』(新潮新書)
『社員の潜在能力を引き出す経営』(中央経済社)
『がんばると迷惑な人』(新潮新書)
『子どもが伸びる ほめる子育て』(ちくま新書)
『組織を強くする人材活用戦略』(日経文庫)
『表彰制度』(日本表彰研究所との共著 東洋経済新報社)
『社員が「よく辞める」会社は成長する!』(PHPビジネス新書)
『公務員革命』(ちくま新書)
『承認とモチベーション -実証されたその効果-』(同文舘)
『「不良」社員が会社を伸ばす』(東洋経済新報社)
『「見せかけの勤勉」の正体』(PHP研究所)
『認め上手  -人を動かす53の知恵-』(東洋経済新報社)
『認められる力』(朝日新書)
『日本的人事管理論』(中央経済社)
『承認欲求』(東洋経済新報社)
『お金より名誉 のモチベーション論』(東洋経済新報社)
『「外向きサラリーマン」のすすめ』(朝日新聞社)
『認められたい!』(日本経済新聞社)
『「個力」を活かせる組織』日本経済新聞社)
『選別主義を超えて』(中公新書)
『ベンチャー企業の「仕事」』(中公新書)
『個人尊重の組織論』(中公新書)
『ホンネで動かす組織論』(ちくま新書)
『囲い込み症候群』(ちくま新書)
『仕事人(しごとじん)の時代』(新潮社)
『仕事人と組織』(有斐閣)
『日本企業と個人』(白桃書房)
『プロフェッショナルと組織』(同文舘)

<生活信条>
できるだけ人に迷惑をかけないこと。恩を忘れないこと。

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